2011年9月2日金曜日

被災地ボランティア第5便レポート 南関東営業所 小峯 ②

826日 避難所だった中学校
最初の作業は、避難所として利用されていた「歌津中学校」の片付け。体育館で避難生活を送っていた人々は、すでに仮設住宅等へ引越し、一見すっかり元通りのようでした。

しかしよく見ると、学校裏の倉庫の横には仮設住宅が並び、生徒の駐輪場は仮設の銭湯に姿を変え、教室には支援物資として集まってきた絵本や漫画、小説が沢山残されています。
この日は、本類の整理、倉庫の大掃除などを実施。
学校の用務員の方や生徒の保護者の方に、
「本当に助かりました」
と言っていただけました。



その夜、RQ歌津センターでリーダーを務める方のお話。
その人は、3月まで新宿で働いており、震災を期に仕事を辞めて、以来南三陸町でボランティア活動をしているとのこと。
「好きになっちゃったんです、この場所が」
そう話してくれました。
リーダーは、その日の活動開始の前に必ず、活動中に地震があったら、こう逃げてください、という指示をくれます。
「被災された方が、言うんです。いざというときは、人を助けようと思うな。自分が助かることを考えなさいって。人を助けたいと思うのなら、普段からいざというときどうするか、真剣に話をしておきなさい、って」
と、教えてくれました。