ついに、第一チームの震災ボランティア最終日となりました。
本日の作業ですが、午前中はアミタ社員が二手に分かれ、三嶋神社の清掃活動と名足小学校で行われた衣服フリーマーケットの準備の手伝いを行い、午後はフリーマーケット組が合流し、全員で三嶋神社の清掃活動を行いました。
フリーマーケット会場の段ボールを片付け
ガレキの運搬作業中!
今回終日作業が行われた三嶋神社は、海の神様を祭った神社であり、地域の方々にとって大切な場所となっています。
作業は主に3グループに分かれ、神社斜面の漂流物清掃や境内の落下した瓦の撤去、階段周りの清掃を行いました。
薮の中をかき分けながら頑張ってます!
私は斜面の清掃を行ったのですが、強い日差しや強風でなかなか仕事が進みませんでした。
三嶋神社は海岸の側にあるということもあり、津波の影響でノートや衣服といった家庭用品から窓ガラスやタイヤといったものまで様々なものが漂着していました。また、流されたゴミが木の見上げるような位置に引っ掛かっており、今回の震災の津波による甚大な影響を強く感じました。
奥に見える橋でさえも流されてしまいました
ちなみに今日は、W.F.P(国連世界食糧計画)やアミタのキャンプテントが強風のため大きく揺れてしまい、それをおさえるためにロープで固めたりと、一日中強風に悩まされました。
清掃作業中、地元の方から「本当に綺麗になった、ありがとう」との声を頂くことができ、このボランティアが微力ながら地域の方々のために役立っていることを実感することができ、嬉しい気持ちになりました!
三嶋神社のビフォアー
アフター 綺麗になりました♪
このボランティアを通して私が理解したことは、「まだ震災は終わっておらず、復興はまだ始まっていない。」ということでした。つまり、今回の3日間の作業は、復興に向けた準備段階の作業であり、本格的な復興への作業というものはまだまだ先にあると感じました。
依然として海岸周辺のガレキの撤去作業はほとんど終わっておらず、現在は主に道路や各公共施設の整備を行っているようでした。
また、1ヶ月以上が経過してもなお、中学校で生活されている被災者の方の数は伊里前中学校だけで100名以上おり、余震に不安を抱えながら中学校の体育館で寝泊りをするという心身ともに不安定な状況で生活を送られています。
一方、家が運よく流されなかった方も、家があるというだけで義捐金を貰えなかったり、お子さんの高校の入学金は免除にならないといった話をお聞きしました。
さらには、これから夏物の服が欲しいのに、あるのは冬物ばかりといった課題もあるなど、様々な問題を被災地は抱えています。
そういった意味で、被災地にはこれからも継続的な支援が必要だと感じました。
この度、私たちのボランティアを快く受け入れてくださった被災者の方々や、私たちの日々の生活をサポートしてくださったRQ市民災害救援センターの方々には心から感謝しております。また今後とも、このプロジェクトを継続的な形で行い、被災地の方々のご支援をさせて頂きたいと思っております。
短い間でしたが本当にありがとうございました。
ちなみに私は大阪に戻りますが、明日から第2チームが活動しますので、これからもよろしくお願いします。
皆さん本当にお疲れ様でした!