2011年10月2日日曜日

被災地ボランティアレポート 9月15日出発 ②

堀の2日目午後の仕事----------------------------------------------------

 午後は一転、さえずりの谷のディキャンプ場作りを行いました。
リーダースパイダーさんの元、子供たちが楽しめるスペース作りとして、
キャンプ場の設営を計画したようです。

子供たちがそのスペースで安心して遊んでいる傍ら、子供のお母さん達の手が空き、
違う仕事が出来るようになったり、たまにはそのお母さん達の憩いの場となればと...

色々な効果を期待しつつ計画を練っているようでした。

 次の日が開催日ということもあり、皆急ピッチで作業に当っていた。
私の仕事はドラム缶風呂の階段作りとテントの設置、軽トラでの荷物の運搬が主な仕事でした。
子供たちがこの場所で楽しく遊んでいる笑顔を想像しつつ...









村上さんの2日目午後の仕事----------------------------------------------------

 さえずりの谷のディキャンプ場作りの中で、
奥へと続く森を子供達に探索してもらおうと
いう企画の基、そのルート整備の手伝いに参加しました。

 左右どちらのルートから行っても最終到達点の“見せ場”
となる小川のほとりには、天然の蔦にしがみつき、
川の向こう側に渡る“ターザン超え”や、
倒木を橋にして、その上を横に延びる蔦につかまりながら向こう側まで辿りつくという、
結構難易度の高いアトラクション?作りの手伝いました。

 事前視察?に来てくれた近所の小学生二人と一緒に探索をしながらの作業になりましたが、
二人は道らしい道がまだない森を進んでいくことが本当に楽しいらしく、
明日のキャンプ場オープン初日には沢山の友達を呼んできてくれると約束してくれました。

1日目の“アミクリ”(網のクリーニング)もそうでしたが、
“瓦礫の処理”や“ゴミ集め”
といった
“復興に向けて、まずフラットな状態にするための支援”
のフェーズから、生活を営むために必要なもの(漁網など)、
や余暇(キャンプ場など)、
に対する支援に内容が変わってきているんだなという事を強く感じました。

 また、今回少しでしたが現地の方達との交流がありました。
小学生とその親御さん、キャンプ場の土地を提供してくれている老夫婦(仮設住宅暮らし)。
南三陸町の有志の方達。

そのすべての人が、前回訪問(5月)に比べ、何か“いきいき”としていて、
地に足をつけて、やるべきことをやり、楽しむ事を楽しみながら生き抜こうとしている様に感じました。

本当にこちらが元気をもらうという様な。。。

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2日目終了。二日間という短い時間ではありましたが、
ボランティアの現状の一部を垣間見ることが出来たと思います。

私が行った活動が歌津の皆様にどれほどの支援となったかはわかりませんが、
ただ、被災者、被災地を支援する形は様々であり、
そこに共通している事は関わっている全ての人たちが、
被災地のいち早い復興を願っているという想いが集まってるという事。

現地に入ることでより身近に感じることが出来たと思います。
 RQに参加している方々の素性は様々です。
皆それぞれの想いを持ってこの場所に乗り込んできていました。
一人一人の出来ることは極僅かです。

その僅かな力がRQという団体を通じて集まり、大きな力となっている。
ボランティア団体にはそんな役割があることも生で感じることが出来ました。

以上